• 定山渓温泉|定山和尚と河童伝説が息づく温泉街

    定山渓温泉は、札幌市中心部から車で約1時間ほどの場所にあり、札幌の奥座敷とも呼ばれる温泉地です。豊平川沿いに広がる温泉街は、四季折々の自然に囲まれ、年間を通して多くの観光客が訪れます。

     

     

    定山渓温泉の始まりは、慶応2年(1866年)に修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)が温泉を発見したことに由来します。定山は岡山県出身で、諸国を巡る修験者として修行を続けていました。ある時、アイヌの人々から「山の向こうに傷ついた獣が傷を癒やしに訪れる温泉がある」と聞き、この地を訪れたと伝えられています。

     

    当時は道も整備されておらず、小さな湯治場があるだけでしたが、その後、豊平川沿いに道路が整備されると多くの人が訪れるようになり、宿泊施設や浴場も建てられ、現在の温泉街へと発展していきました。定山の功績をたたえ、この地は「定山渓」と呼ばれるようになったといわれています。

     

     

    また、定山渓には河童にまつわる伝説も残されています。昔、豊平川で魚を捕っていた若者が突然深みに引き込まれ、そのまま行方不明になってしまいました。懸命な捜索にもかかわらず見つかりませんでしたが、一周忌の夜、若者は父親の夢枕に現れ、「私は今、河童の妻と子どもと幸せに暮らしている」と語ったといわれています。集落でも評判の美男子だったことから、「河童の娘に見初められたのだろう」と語られ、この場所は「かっぱ淵」と呼ばれるようになりました。

     

    現在の定山渓温泉街には河童の像やモニュメントが点在しており、夏にはこの伝説にちなんだ「かっぱ祭り」も開催されています。温泉街には足湯などもあり、自然を楽しみながら、定山和尚や河童伝説に思いを馳せて散策してみるのも楽しいのではないでしょうか。

    基本情報

    名称 定山渓温泉
    所在地 札幌市南区定山渓温泉東3丁目
    問合せ先 011-598-2012(定山渓観光協会)
    ホームページ https://jozankei.jp/
    アクセス <車>
    ・地下鉄真駒内駅から約35分
    ・JR札幌駅から約60分
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